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ビジネス日本語研究会 第16回研究会報告(2015.11.21〜22)

シンガポールビジネス日本語教育研究大会

2015年11月21日,22日の2日間にわたり,「シンガポールビジネス日本語教育研究大会」(シンガポール日本人教師の会・ビジネス日本語研究会共催)が開催されました。本大会は,国際交流基金,シンガポール日本人会、シンガポール国立大学日本研究学科をはじめ現地日系企業等,多くの機関・団体の後援・協賛により開催することができました。大会には,日本,アセアン諸国,米国などから約130名の参加がありました。

現在,アセアン経済共同体発足を控え,日本語を使って仕事をし活躍する人財のニーズの高まっています。そのような背景を踏まえ,ビジネス関係者,日本語で仕事をしているアジアの卒業生,そして日本語教育関係者が一堂に会し,「アジア諸国におけるビジネス日本語教育は何を目指すのか」というテーマで協議をしました。

1日目は,開会式に続き,2つのパネルと2つのワークショップを実施しました。

開会式は,実行委員長ウォーカー泉・堀井惠子のオープニングに続き,日本国大使竹内晴久氏をはじめとしたご来賓の挨拶でなごやかに行われました。また,ランチ懇親会やティータイムで,参加者相互の交流が促進されました。

実施されたパネル・ワークショップの報告は以下をご参照ください。

2日目は3会場に分かれての口頭発表12本,並びにポスター発表8本が行われ,活発な質疑応答が行われました。

発表タイトルについてはをご参照ください。

プログラム 11月22日 (日) - シンガポールビジネス日本語教育国際研究大会

(なお,発表に関しては,現在,ウェブ版論文集を準備中で,年度末をめどに公開の予定です)

ウェブ版論文集が公開されました。(2016年6月3日 追記)

大会の最後は,パネル3「アジア諸国におけるビジネス日本語教育の課題と展望」として,ウォーカー泉,奥田純子,アグス・スヘルマン・スルヤディムリア,川口義一の各氏に登壇してもらい総括を行いました。グローバル人財の要件、グローバル=英語となりがちな中、日本語を使って仕事をする意味,ビジネス日本語について議論することの重要性が改めて多くの参加者に認識されました。また,ビジネス日本語教育が個人の人生にコミットするものであるという点が共有されたことも大きな成果だったと考えています。

シンガポール日本語教師の会メンバーの素晴らしい運営のおかげで,ビジネス日本語教育研究についての活発な議論と情報交換,各国間の連携強化がなされ,実り多い大会となりました。改めて,ご協力くださったみなさん,参加者のみなさんにも感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。

なお,次回のビジネス日本語研究国際大会は2017年3月にハノイで開催する方向で検討をしています。また詳細が決まりましたら改めてみなさんにお知らせしたいと考えています。

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