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ビジネス日本語研究会 第21回研究会報告(2017.03.01)

ブレンディッド・ラーニングと反転授業の違いを押さえて授業デザインを考えるワークショップ

2017年5月26日(金)に、武蔵野大学に於いて第21回ビジネス日本語研究会を開催しました。

研究会に先立ち、会員総会を開催し、以下の三点が承認されました。

  • ・2016年度事業報告
  •  
  • ・2016年度会計報告
  •  
  • ・2017年度からの会長交代と新幹事の就任

第21回研究会は、武蔵野大学の藤本かおる氏をファシリテーターに迎え、ブレンディッド・ラーニングと反転授業の違いを押さえて授業デザインを考えるワークショップを行いました。28名の方にご参加いただき、にぎやかなワークショップとなりました。

まず初めに、ワーク1として、各自、「ブレンディッド・ラーニング、もしくは、反転授業に期待することは何か」を考え、グループで共有をしました。それから、ファシリテーターより、反転授業とブレンディッド・ラーニングについて、実践例を交えた解説が行われました。

当日使用PPT

次に、各自、自分が変えたいと考えている授業の授業活動をワークシートに時系列で記入し、どこにICT(Information and Communication Technology)を取り入れればよいかを考え、付箋を貼って書き込んでいきました。この段階では、実現可能性を考えずに授業計画をたてます。そして、グループで共有します。

ここで、各自のワークシートを見ると、自身がやりたいと考えているのは、反転授業なのか、ブレンディッド・ラーニングなのかが、明らかになります。次に、ファシリテーターより、ブレンディッド・ラーニングおよび反転授業を行う際の動画や学習コンテンツの作成方法や作成ツール、配信方法、それから、学習履歴の役割などについての解説が行われました。

当日使用PPT

次に、ワーク2として、先ほどワーク1で考えた授業活動を利用可能な技術やサービスを考慮し、現実味のある授業計画に修正し、グループで共有していきます。そして、最後に質疑応答が行われました。

今回のワークショップは、ビジネス日本語はもちろん、それ以外の日本語教育にも役に立つ内容でした。日々、ICTの技術が進んでいく中で、ICTをどう授業活動の中に取り入れて行けばよいかを考える道筋のヒントを得ることができたのではないでしょうか。

参加者からは、「反転授業とブレンディッド・ラーニングの違いをよく理解できた」「具体的なツールや事例の紹介がありよかった」「現在行っている授業の一部を反転授業で行える可能性があることに気が付いた」といった感想が寄せられました。「グループ・ワークの時間がもう少し長いほうがよい」といったお声もありましたが、今後も会員同士の交流の機会を設けて行きたいと思っておりますので、ぜひ、またご参加ください。

報告者:村上佳恵

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