第37回研究会報告(2024.6.1)
2024年6日1日(土)に、第15回総会、並びに、第37回研究会を横浜市立大学 金沢八景キャンパスYCUスクエアにて行いました。
第37回研究会は、「ビジネス日本語を問い直す」をテーマに、刻々と変わる社会情勢の中で、教育機関が「ビジネス日本語」を通じて学習者にどのような学びや支援を提供することができるのか、その意味や意義を考える機会としました。大学院のビジネス日本語コースでキャリア支援を行う実務家教員、インターンシップという枠組みの中での国際共修や企業とのやりとりを通じて留学生支援を行う教員、英語トラックの学生への就職支援としてのキャリア教育やインターンシップを行う教員の3名のパネリストによる現状の紹介と問題提起をもとに、参加者同士のグループディスカッションとそこで出た質問に答える形でパネリストとの活発なやり取りが行われました。
■プログラム
13:00~13:30 総会(会員のみ)
13:30~13:40
開会の挨拶:近藤 彩(ビジネス日本語研究会代表幹事・昭和女子大学)
趣旨説明: 堀井 惠子(ビジネス日本語研究会事務局長・元武蔵野大学)
資料は→こちら(PDF)
13:40~15:20パネルセッション
【司会】 淺海 一郎(ビジネス日本語研究会幹事・内定ブリッジ株式会社)
【パネリスト】
・杉野 幹人 氏(武蔵野大学大学院言語文化研究科ビジネス日本語コース 教授)
・門間 由記子 氏(東北大学高度教養教育・学生支援機構高等教育開発部門 キャリア開発室講師)
資料は→こちら(PDF)
・伊月 知子 氏(愛媛大学国際連携推進機構国際教育支援センター 准教授)
資料は→こちら(PDF)
15:20~15:30 休憩
15:30~16:50 グループディスカッション・パネリストとの全体ディスカッション(90分)
【進行】藤本かおる(ビジネス日本語研究会幹事・武蔵野大学)
16:50~17:00 まとめ、諸連絡等
非会員を含め、48名が参加、アンケートには、「たくさんの気付きがあった」、「グループディスカッションで他の参加者と交流ができたのしかった」、などたくさんの記述がありましたが、挑戦・提案・実行などのキーワードとともに、ビジネス日本語教育は学習者ばかりでなく周りをも変容する可能性があることが示唆されたのではないでしょうか。対面の良さも改めて感じた1日でした。
(報告:堀井惠子)